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6.26.1 Locating source code definitions

多くのプログラミング・システムは、 エディターがシステムのハブとなり、 プログラムを構築して実行できる統合開発環境(IDE)として編成されています。 それが必要な場合は、Gforth にもそれがあります(see Emacs and Gforth)。

しかしながら、いくつかの Forth システムには異なる種類の IDE を持っています: Forth コマンド・ラインが開発環境のハブです。 そこからさまざまな方法でソースを表示し、 必要に応じてエディターを呼び出すことができます。

gforth もそのような IDE を実装しています。 gforth は SwiftForth の慣習をほぼ踏襲していますが、 それ以上の機能を実装しています。

このアプローチの利点は、 お気に入りのエディターを使用できることです。 環境変数 EDITOR をお気に入りのエディターに設定すると、 編集コマンドがそのエディターを呼び出します。 Gforth はバックグラウンドでいくつかの GUI エディターを呼び出し(そのため、 Forth セッションは続行するので、 編集を終了する必要はありません)、 ターミナル上のエディターはフォアグラウンドで呼び出します(Gforth に認識されないエディターのデフォルトはフォアグラウンドです)。 EDITOR を設定していない場合、 デフォルトのエディターは vi です。

locate ( "name" –  ) gforth-1.0 “locate”

ワード name のソース・コードを表示し、 現在位置(current location)をそこに設定します。

doc-xt-locate(原文 未記述)

「現在位置」(current location)は、 locate に加えて、 他の多くのワードによって設定されます。 また、 ファイルのロード中にエラーが発生した場合、 エラーの場所が現在位置になります。

多くのワードが現在位置(current location)で機能します:

l ( ) gforth-1.0 “l”

現在位置(current location)のソースコードの行達を表示します。

n ( ) gforth-1.0 “n”

現在位置より後ろの行、 または最後の n または b 出力より後ろの行を表示します。

b ( ) gforth-1.0 “b”

現在位置より前の行、 または最後の n または b 出力より前の行を表示します。

g ( ) gforth-0.7 “g”

現在位置、 または最後の n または b 出力の先頭からエディターに入ります。

以下の値を変更することで、 lnb で表示する行数を制御できます:

before-locate ( – u  ) gforth-1.0 “before-locate”

現在位置の前に表示される行数(デフォルトは 3)。

after-locate ( – u  ) gforth-1.0 “after-locate”

現在位置の後に表示される行数 (デフォルトは 12)。

最後に、以下を使用すると、 エディターを開いて当該ワードのソース・コードに直接移動できます。

edit ( "name" –  ) gforth-1.0 “edit”

"name" の場所でエディターを起動します。

以下を使用すると、 似た名前のワードの定義を確認できます

browse ( "subname" –  ) gforth-1.0 “browse”

(mwords のように、) subname を名前の一部に含むワードが定義されているすべての場所を表示します(see Word Lists)。 その後、 ww または nw または bw (see Locating uses of a word) を使用して、 特定の場所をより詳細に調査できます(訳注: 表示結果各行末尾の数(インデックス)を指定して、 ww で当該の場所の内容を閲覧する、 等)


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