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4 An Introduction to Standard Forth

この章とチュートリアル(see Forth Tutorial)との違いは、 急ぎ足のチュートリアルと違ってじっくり腰を据えて、 チュートリアルではカバーしきれていない、 Forth の内部を詳しく説明していることです。 それはさておき、 この章で取り上げる内容はチュートリアルに比べはるかに少ないので、 パソコンを使わずに読むのに適しています。

このマニュアルの主な目的は、 Gforth を文書化することです。 ただし、Forth は広く知られている言語ではなく、 最新の教材が不足しているため、 入門用の教材を提供する価値があると思われます。 巷の Forth 関連情報その他の情報源については Other Forth-related information を参照下さい。

このセクションの例は、 どの標準 Forth でも動作するはずです。 示されている出力は Gforth を使用して生成されました。 各例では、 Gforth が生成する正確な出力を再現しようとしています。 あなたが例を試してみれば(そして、あなたはそうするべきです)、 入力すべき内容は like this と示され、 Gforth の応答は like this で示されます。 唯一の例外は、 例で RET が示されている場合、 これは「Enter」キー(機種によりReturnキー)を押す必要があることを意味します。 残念ながら、 このマニュアルの一部の出力形式では thisthis の違いを表示できないため、 例を試してみるのが困難かもしれません(ただし、 不可能ではありません)。

Forth は珍しい言語です。 インタプリタとコンパイラの両方を含む対話型開発環境を提供します。 Forth のプログラミング・スタイルでは、 問題をいくつかの要素に分割することが推奨されます 小さな断片を作成し(ファクタリング)、 各断片を対話的に開発・テストします。 Forth の支持者は、 従来のプログラミング言語で使用されている編集・コンパイル・テストのサイクルを打ち破ることで、 生産性の大幅な向上につながる可能性があると主張しています。