SYNOPSIS

git var (-l | <variable>)

DESCRIPTION

Git論理変数を出力します。 変数が値を持たない場合はコード 1 で終了(exit)します。

OPTIONS

-l

論理変数をリストします。さらに、Git構成ファイル .git/config のすべての変数も一覧表示されます。 (ただし、構成変数を一覧表示する機能は非推奨になり、 git config -l が採用されました。)

EXAMPLES

$ git var GIT_AUTHOR_IDENT
Eric W. Biederman <ebiederm@lnxi.com> 1121223278 -0600

VARIABLES

GIT_AUTHOR_IDENT

コードの作者。

GIT_COMMITTER_IDENT

コードの一部をGitに入れた人。

GIT_EDITOR

Gitコマンドで使用するためのテキストエディタ。 この値は、 使用時にシェルによって解釈されることを意図しています。 例: ~/bin/vi 、 $SOME_ENVIRONMENT_VARIABLE 、 "C:\Program Files\Vim\gvim.exe" --nofork 。 優先順位は、 $GIT_EDITOR 環境変数 、core.editor 構成、 $VISUAL 、$EDITOR 、そしてコンパイル時に選択されるデフォルト(通常は vi)です。

GIT_SEQUENCE_EDITOR

git rebase -i の実行中に todo ファイルを編集するために使用されるテキスト・エディタ。 GIT_EDITOR と同様に、 値は使用時にシェルによって解釈されることを意図しています。 優先順位は $GIT_SEQUENCE_EDITOR 環境変数、 sequence.editor 設定、 git var GIT_EDITOR の順です。

GIT_PAGER

Gitコマンドで使用するためのテキストビューア(例: less)。値はシェルによって解釈されることを意図しています。 優先順位は、 $GIT_PAGER 環境変数、 core.pager 構成、 $PAGER 、そしてコンパイル時に選択されるデフォルト(通常は less)です。

GIT_DEFAULT_BRANCH

新しく初期化されたリポジトリで作成された最初のブランチの名前。

GIT_SHELL_PATH

シェルを使用するコマンドに POSIX シェルを提供する、 バイナリへのパス。

GIT_ATTR_SYSTEM

システム gitattributes(5) ファイルへのパス (有効な場合)。

GIT_ATTR_GLOBAL

(ユーザーごとの)グローバル gitattributes(5) ファイルへのパス。

GIT_CONFIG_SYSTEM

システム構成ファイル(system configuration file)へのパス (有効な場合)。

GIT_CONFIG_GLOBAL

(ユーザーごとの)グローバル構成ファイルへのパス(存在する場合)。

ほとんどのパス値型変数には値が 1 つだけ含まれます。 ただし、一部の変数には複数の値を含めることができ、 それらの値は改行で区切られ、 優先度の高いものから低いものへの順にリストされます。 呼び出し元は、 そのようなパス値型変数には複数の項目が含まれものとして備える必要があります。

注意: パス型変数は値が存在しない場合でも出力が行われますが、 他の環境変数によって無効にされている場合は出力されないことに注意してください。

SEE ALSO

git-commit-tree(1) git-tag(1) git-config(1)

GIT

Part of the git(1) suite