SYNOPSIS

git upload-archive <repository>

DESCRIPTION

git archive --remote によって呼び出され、 生成されたアーカイブをGitプロトコルを介して送信します。

このコマンドは通常、 エンドユーザーによって直接呼び出されることはありません。 プロトコルのUIは git archive 側にあり、 このプログラムの対はリモートリポジトリからアーカイブを取得するために使用することを目的としています。

SECURITY

履歴から削除されたが、まだ剪定(prune)されてない可能性のあるオブジェクトのプライバシーを保護するために、 git-upload-archive は、リポジトリのrefから到達できないコミットおよびツリーのアーカイブの提供を回避します。ただし、オブジェクトの到達可能性の計算には計算コストがかかるため、 git-upload-archive は、より厳密でありながらチェックしやすい一連のルールを実装します。

  1. クライアントは、refが直接指すコミットまたはツリーを要求できます。 例: git archive --remote=origin v1.0

  2. クライアントは、 ref:path 構文を使用して、コミットまたはツリー内のサブツリーを要求できます。例: git archive --remote=origin v1.0:Documentation

  3. 最終結果に到達できる場合でも、クライアントは他のsha1式を使用できません。 たとえば、refから結果に到達できる場合でも、 master^ のような相対コミットや abcd1234 のようなリテラルsha1は許可されません。

注意: 規則3は、プライバシーに影響を与えない多くの場合を許可しないことに注意してください。これらのルールはgitの将来のバージョンで変更される可能性があり、 git archive --remote によってアクセスされるサーバーは、これらの正確なルールに従う場合と従わない場合があります。

構成オプション uploadArchive.allowUnreachable がtrueの場合、これらの規則は無視され、クライアントは任意のsha1式を使用できます。これは、到達不能なオブジェクトのプライバシーを気にしない場合、またはオブジェクトデータベースが非スマートhttp経由でアクセスできるようにすでに公開されている場合に役立ちます。

OPTIONS

<repository>

tarアーカイブを取得するリポジトリ。

GIT

Part of the git(1) suite