SYNOPSIS

git show-index [--object-format=<hash-algorithm>]

DESCRIPTION

標準入力から、(git-pack-objects(1) または git-index-pack(1) で作成の)Gitパックファイルの、 .idx ファイルを読み取り、その内容をダンプします。 出力は、行ごとに1つのオブジェクトで構成され、各行には2つまたは3つのスペースで区切られた複数列が含まれます:

  • 最初の列は、対応するパックファイル内のオブジェクトのバイト単位のオフセットです。

  • 2番目の列はオブジェクトのオブジェクトIDです

  • インデックスバージョンが2以上の場合、3番目の列にはオブジェクトデータのCRC32が含まれます

オブジェクトは、インデックスファイルで見つかった順序で出力されます。(正しく作成されたファイルであれば、)インデックスファイルはオブジェクトIDソートされていなければなりません。

注意: あなたは git-verify-pack(1) を呼び出すと、パックファイルに関する情報をよりたくさん取得できます。けれども、このコマンド(show-index)はインデックスファイル自体のみを考慮するため、より高速で柔軟性があります。

OPTIONS

--object-format=<hash-algorithm>

インデックスファイルのためのオブジェクト形式(ハッシュアルゴリズム)を指定します。有効な値は sha1 および (有効な場合) sha256 です。 デフォルトは、現在のリポジトリのアルゴリズム(extensions.objectFormat で設定)、または値が設定されていないかリポジトリの外部にある場合は sha1 です。

このオプションは実験的なものです! SHA-256のサポートは実験的なものであり、まだ初期段階です。 SHA-256リポジトリは、通常、「通常の」SHA-1リポジトリと作業を共有できません。 たとえば、SHA-256リポジトリに関連するGit内部ファイル形式は、下位互換性のない方法で変更される可能性があると想定する必要があります。テスト目的でのみ --object-format=sha256 を使用してください。

GIT

Part of the git(1) suite