SYNOPSIS

"fd::<infd>[,<outfd>][/<anything>]" (as URL)

DESCRIPTION

このヘルパーは、指定のファイルデスクリプタを使用してリモートGitサーバーに接続します。これはエンドユーザー向けではなく、git fetch、pushまたはarchiveを呼び出すプログラムとスクリプトを対象としています。

<infd> のみが指定されている場合は、リモートGitサーバー(git-upload-pack、git-receive-pack または git-upload-archive)に接続されている双方向ソケットであると見なされます。 <infd> と <outfd> の両方が指定されている場合、それらはリモートGitサーバーに接続されているパイプであると見なされます( <infd> は入力パイプ、 <outfd> は出力パイプです)。

このヘルパーが開始される前に、ハンドシェイク手順(git:// のサービスリクエストの送信など)がすでに完了していることを前提としています。

<anything> は任意の文字列にすることができます。それは無視されます。これは、URLが何らかのコンテキストで表示される場合に、URLでユーザーに情報を提供するためのものです。

ENVIRONMENT VARIABLES

GIT_TRANSLOOP_DEBUG

設定されている場合、さまざまな 読み取り/書き込み に関するデバッグ情報を出力します。

EXAMPLES

git fetch fd::17 master

ファイルデスクリプタ #17 使用して master を Fetch し、 git-upload-pack と通信します。

git fetch fd::17/foo master

同上。

git push fd::7,8 master (as URL)

master を push し、ファイルデスクリプタ #7 を使用して git-receive-pack からデータを読み取り、ファイルデスクリプタ #8 を使用して同じサービスにデータを書き込みます。

git push fd::7,8/bar master

同上。

SEE ALSO

GIT

Part of the git(1) suite