SYNOPSIS
'git refs migrate' --ref-format=<format> [--dry-run]
'git refs verify' [--strict] [--verbose]
DESCRIPTION
このコマンドは ref への低レベル・アクセスを提供します。
COMMANDS
- migrate
-
異なる形式間で ref ストアを移行します。
- verify
-
リファレンス・データーベースの一貫性を検証する。
OPTIONS
以下のオプション達は git
refs
migrate
用です:
-
--ref-format=
<format> -
ref ストアを移行する対象の ref 形式。 以下のいずれかになります:
-
files
は、 パックされた ref を持つ緩いファイル(loose files)用です。 これがデフォルトです。 -
reftable
は reftable 形式です。 この形式は実験的なものであり、 その内部は変更される可能性があります。
-
-
--dry-run
-
移行を実行しますが、 リポジトリーは変更しません。 移行された ref は、 別個に検査できるように別のディレクトリに書き込まれます。 ディレクトリの名前は stdout で報告されます。 これを使用して、 実際の移行を実行する前に、 移行が予想どおりに機能することを再確認できます。
以下のオプション達は git
refs
verify
用です:
-
--strict
-
より厳格なエラー・チェックを有効にします。 これにより、 警告がエラーとして報告されます。 inkgit:git-fsck[1] 参照。
-
--verbose
-
ref データベースの一貫性を確認するときに、 おしゃべりにします。
既知の制限
ref 形式の移行については、 現在の形式ではいくつかの既知の制限があります:
-
reflog を持つリポジトリーの移行はできません。
-
ワークツリーを持つリポジトリーの移行はできません。
-
移行の進行中、 リポジトリーへの並列書き込みをブロックする方法はありません。 並列書き込みは一貫性のない移行状態につながる可能性があります。 ユーザーは、 より高いレベルで書き込みをブロックすることが期待されています。 あなたのリポジトリーがスケジュールされたメンテナンスのために登録されている場合、 git-maintenance(1) で最初に登録解除することをお勧めします。
これらの制限は将来的には解除される可能性があります。
GIT
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